2013年 ラオスレポート
2013年 ラオスレポート
ラオス人民民主共和国について
- 日本とラオス人民民主共和国の時差は日本時刻-2時間
- 中国、ベトナム、カンボジア、タイ、ミャンマーの国境に囲まれたインドシナ半島の内陸国
- 面積約24万平方キロメートル(日本の3分の2)の国土の8割が山岳地域を占める
- 人口約630万人(首都ビエンチャン73万人)
- 49の少数民族からなる多族国家(約6割がラオ族)
2013年ラオス/レポート
2013年5月25日(土)~6月1日(土)にかけましてJCV様を通じ、ラオス人民民主共和国へワクチン接種活動に参加させていただきました。つたない文章で申し訳ございませんが、私が実際に見てきたことをご報告させていただきます。
まず始めに、お忙しいなかご対応していただいておりますスタッフの皆さま、また「古着deワクチン」をご利用していただいたお客様、クチコミを書いてくださったお客様に心より御礼申し上げたいと思います。
「古着deワクチン」をご利用して下さったお客様のお気持ちと、お預かりしております御寄付は確実に、子どもたちの元に届いていたことをご報告させていただきます。
そして、どこへ訪問しても「支援していただいた皆さまに感謝の気持ちを必ずお伝えください。また、これからも引き続き支援をお願いいたします。」というお言葉がありましたことを、お会いした方々に代わり、お伝えさせていただきます。
今回、私がワクチン接種活動に参加させて頂いたのは、北部に位置するルアンナムター県です。首都ビエンチャンのワッタイ空港から1時間飛行機に乗り、さらに日本では考えられない程のガタガタの山道を進んでのワクチン接種会場でした。1か所目では絵に描いたような大きな木の下にお母さんやお婆ちゃんと一緒に子どもたちが集まっていました。ドクターが、一人一人の母子手帳を確認し、その子どもがワクチン接種の対象者であれば、ワクチン接種を行っておりました。
2か所目では、同じくシン群にあるブンコック村に伺いました。こちらではアカ族が歓迎の儀式とともに盛大に出迎えてくださり、村長さんからは「ワクチンによって子どもたちは元気に成長しています。ありがとうございます。」と感謝のお言葉をいただきました。
アカ族の子どもたちが炎天下のなか、笑顔で元気いっぱいにはしゃいでいる姿を見て、確実に支援が届いていることを実感いたしました。
アジア最貧国とも言われているラオスが、自国で賄う事ができるワクチンは、わずか5%です。国土の80%が山岳地帯ということもあり、インフラ整備の問題もございます。ワクチンを運ぶためにバイクを使っての移動となるようですが、そのバイクも不足している現実があり、ワクチンを保管する保冷庫も不足しているということでした。これらの支援も、ワクチン接種をするためには欠かせないものだという事を現地で目の当たりにいたしました。
▲中央保冷庫
ワクチンは中央都市部から県へ送られ、期限切れとなったワクチンは廃棄されるということです。しかし、今回うかがった現地のワクチン台帳を見せていただいたところ、御寄付で贈らせていただいたワクチンは、コールドチェーンが維持されており、決して無駄にはなっておりませんでした。
ワクチン支援を必要としている現状がある限り「古着deワクチン」を通じて、子どもたちの笑顔が絶えぬよう、継続的なワクチンの提供をすることが使命であると強く感じました。
今回の視察を通じて、この活動に関わってくださる皆さま全員に感謝の気持ちをお伝えしたいです。また、これからご利用していただくお客様には、御寄付させていただくワクチンは、確実に子どもたちに届いていることを知っていただくことで、今以上に安心してご利用いただけると思いました。
「古着deワクチン」を、一人でも多くの方にご利用していただき、一人でも多くの子どもたちにワクチンを届けることができるよう、今後とも精進して参ります。
日本リユースシステム株式会社
島根 千恵